【剣盾シングルS30〜33】人事を尽くすユクシー厨構築
7か月間の禁止伝説級ポケモン2体環境での戦い、お疲れ様でした!
最初は「7か月も同じルールなの正気か😇?」と本気で思っていましたが、終わってみればあっという間でなんなら個人的にはあと1〜2か月くらいは戦っていたいという気持ちでした。
2月はレジェンドアルセウスを楽しみ、アルセウス討伐後、ランクバトルを再開して環境調査。
3月から本格的に取り組みました。
3月はユクシー+ザシアン+イベルタル【最終533位・レート1869】
4月はユクシー+ホウオウ+ムゲンダイナ【最終584位・レート1838】
そして5月から始まったシーズン30〜33はこちらの記事のメンバーと一緒にずっと戦い続けていました!
技構成や努力値配分は日々調整し続けていたので記事には備忘録としてシーズン33最終日のステータスを記載させていただきます。
ちなみに本構築の原案はポケモン実況者のあみゅさんの構築です。あみゅさんの「相棒ポケモンと一緒に高い目標を目指して対戦し続ける」という姿勢に日々刺激をいただきながらランクバトルに取り組んでいます。
ちなみに1度だけランクバトルで対戦をさせていただき、とても嬉しかったです!
【使用構築】
【結果】
S30…最終1345位(レート1771)
S31…最終1654位(レート1744)
S32…最終1213位(レート1779)
S33…最終1194位(レート1781)
【立ち回り】
立ち回りの方法は以下の2通り。倒し切るのが無理だと判断したら数的有利を残したままTODします。
①ブラッキー、ヌオー、ナットレイのいずれか2体で受け回しをしながら隙をついてザシアンorレックウザを通す。
②ユクシーで起点を作ってザシアンとレックウザのパワーで全てを撃ち抜く。
【個別型紹介】
①ユクシー
NN:ガーベラ
性格:ようき 特性:ふゆう
持ち物:きあいのタスキ
実数値:182-95-150-×151-161
努力値:HS252
ランクバトルに取り組む上で絶対にパーティーから外すことはない相棒枠ユクシー。
最高の相棒はド派手に活躍させたいため、アタッカー型も試しましたが、伝説2体環境におけるアタッカーとしてはパワー不足が否めず、ユクシーで無理してでも倒したい仮想敵もいなかったため、今環境ではサポート特化型で採用しました!
レックウザにもザシアンにも襷を盾に対面で打ち勝てるマンムーやガラルヒヒダルマ、これら2体よりも素早く、等倍以上のパワーで上から攻撃することができるフェローチェが構築上重すぎるため、襷を破壊できるステルスロックは確定。起点を作った後、レックウザが上から動けた方が全抜き性能が上がり強く動けるため、相手の足を奪えるでんじはを採用。でんじは読みで様子見の身代わりを残された場合、身代わりを壊すことができる可能性が高い技イカサマまでは確定。残り1枠は当初あくびを採用し、あくび+ステルスロックという強い動きもできるようにしていましたが、ゴチルゼルのかげふみで捕まってしまい、降参に追い込まれるケースが多々あったため、起点作りもできつつ、ゴチルゼルから逃げることもできるおきみやげを採用するに至りました。
HDに特化することでバドレックスのアストラルビットを耐えつつ、ザシアンのきょじゅうざんも耐えるという育成方法もありましたが、最強のアイテムである「きあいのたすき」が余っていた点や、マンムーと対面した時に上からイカサマを撃てる点、伝説ポケモンが軒並みS90族近辺に集中しているため、素早さを伸ばし、上からでんじはを撒ける範囲を増やすことがS95族というユクシーの強みを活かすことができると思ったため、最速で育成しました。
また、ユクシーを最速で育成することで初手の対面で本来ユクシーより素早さが遅いランドロスやカイオーガのスカーフ判定をすることができる点も、その後の対戦を組み立てていく上で良かった点だと思います。耐久力はあるものの、耐性があまり良くないユクシーは8世代ではメジャーなポケモンではないため、ユクシーが実は素早いポケモンであるという事実を知らないプレイヤーが多く、ユクシーより遅いポケモンが身代わりを置く前に上からでんじはを撃ち込める場面が多かったのは追い風でした。
なお、ユクシーがメジャーなポケモンではないためか、特性が知られなさ過ぎていて終盤3桁順位の上位帯でも何度か初手対面でじしんを撃たれるなどしてアドバンテージを稼ぐことができる場面もありました。美味しかったですが、相棒ポケモンの特性を上位プレイヤーにすら認知されていないのはなかなか複雑な気持ちでした笑
②ザシアン
性格:いじっぱり 特性:ふとうのけん
持ち物:くちたけん
実数値:189-242-135-×-135-181
努力値:H172 A236 S100
技:きょじゅうざん/じゃれつく/ほのおのきば/つるぎのまい
伝説ポケモンの中で一番信頼しているポケモンで、強すぎて採用理由はもはや語る必要がなさそうです。
構築上重いネクロズマへの削りのスピードを少しでも上げるために攻撃力はほぼ特化。ルギアやアローラキュウコンなど素早い起点作りポケモンの上を取ることができる素早さラインを確保しつつ、A特化ザシアンのきょじゅうざんを確定耐えできるラインまで耐久力を上げました。タイプ一致技2つとコンセプト上、ユクシーで起点を作ってからの全抜きを狙うため、つるぎのまいまでは確定。残り1枠は選択でかみくだくにしたり、ワイルドボルトにしたり試行錯誤を繰り返しましたが、ナットレイを一撃で倒すことができるポケモンがいないのは環境的にキツかったため、ネクロズマへの削りも見込めるほのおのきばを最終的に採用しました。A特化ザシアンにしては素早さをかなり厚めに育成したため、大体のA特化ザシアンの素早さを抜いていたことも立ち回りやすさの向上に繋がりました。
性格:ようき 特性:エアロック
持ち物:いのちのたま
実数値:181-202-110-×110-161
努力値:AS252
全伝説ポケモンの中でザシアンの次に信頼しているポケモンです。レックウザは
①AC種族値150という規格外のパワーによる制圧力。
②S90族に集中している伝説ポケモンの上を取ることができる素早さ種族値95。
③物理型と特殊型の両方が考えられるため、型読みがされにくい。
④本来いのちのたまアタッカーは反動ダメージが痛いため、天候ダメージが入ると体力がゴリゴリ削れてしまい短命になりやすいが、特性エアロックで天候ダメージを無効化できるため、体力管理がしやすい。
⑤特性で場の天候を無力化できるため、ガマゲロゲやウオノラゴンなどの天候エースの上から攻撃をすることができる。
などダイジェット珠アタッカーとして必要な要素を色々と持っている魅力的なポケモンです。
物理型で育成した理由はダイマックスをしていない(又は切れた)状態でも柔軟に動くことができる点とユクシーで起点を作って全抜きを狙うというコンセプト上、積み技との相性が良かったからです。
7月の後半までは「りゅうのまい」の枠は「つるぎのまい」で採用していました。つるぎのまいを決めることでHBナットレイをダイジェットで確定1発、ダイマックスCSカイオーガをダイジェットで確定1発で倒すことができるという規格外のパワーを押し付けることができます。ただ、こちらの受け駒が削れた状態でレックウザの積み技読みでザシアンを合わされた場合等、隙を見せるとそのまま試合が終わるケースが多々あり、積み技でありつつ、中間択にもなり得る「りゅうのまい」を採用するに至りました。
攻撃技については一致技のガリョウテンセイ。ザシアンへの打点となるじしん。サンダーやこちらのザシアンが打点のないホウオウを倒すことができるいわなだれで完結していると思います。
④ヌオー
NN:べにいも
性格:わんぱく 特性:てんねん
持ち物:ゴツゴツメット
実数値:202-×-150-×85-56
努力値:HB252
技:あくび/どくどく/じこさいせい/まもる
エースのレックウザがザシアンのきょじゅうざんで一撃で葬られてしまうので構築上ザシアンを安定して受けることができるポケモンは必須でした。技構成は回復技の自己再生は確定。対面操作をして相手の裏のポケモンを確認することが試合運びを行う上で強い動きになるため、あくび。どくどくは耐久ポケモンを崩したり、相手のヌオーに毒を入れることでこちらのザシアンへの受けが成立しなくなるため必須技。まもるはどくどくとのシナジー技でありつつ、相手の動きの様子見ができたり、釣り交換対策になったりと万能な技で、攻撃技が欲しい場面も少なからずありましたが、抜くことができる技が一つもなかったため、4ヶ月間ノーウェポンヌオーを採用し続けました。ヌオーはザシアンに対して対面では凍らされたり、Bダウンを引かない限りは突破されない優秀なポケモンですが、体力管理が非常にシビアなポケモンで少しでも削れてしまうとザシアンのじゃれつくへの受け出しが成立しなくなるため、あくびで再生のタイミングを見つつ、常にザシアンを受けれる体力を維持するのが重要なポケモンで、実はかなり練度がいるポケモンであることに使い続けて気付きました。
NN:てつこ
性格:なまいき 特性:てつのとげ
持ち物:たべのこし
実数値:181-114-152-×184-22
努力値:HD252
技:はたきおとす/やどりぎのタネ/のろい/まもる
カイオーガとネクロズマの攻撃を安定して受けられ、切り返すことができるポケモンとして採用しました。パーティーの原案はカイオーガへの受け出しを限りなく安定させるために「ばんのうがさ」が採用されていましたが、己の練度不足により、やどりぎのタネを入れない限り回復ができない点に使いづらさを感じ、たべのこしを採用しました。ネクロズマへの遂行速度を上げるために採用した呪い+はたきおとすでしたが、環境に多いスカーフバドレックスを一撃で倒すことができる点やねっぷうを持たないサンダーへの大きな打点になる点も偉い技でした。また、隙を見て相手のゴツゴツメットやきのみをはたき落として、こちらのザシアンを通しやすくする動きも強かったです。
特殊受けのため、基本的には物理ポケモンに投げないので、特性「てつのとげ」が発動する機会がほぼありませんでした。そのため、不意の炎技でナットレイが一撃でやられ、即負けすることをなくすために厳選は大変ですが、特性は「きけんよち」で採用すべきだったと感じました。
NN:ZONe
性格:おだやか 特性:シンクロ
持ち物:タラプのみ
実数値:202-76-130-80-200-86
努力値:HD252
黒バドレックスを筆頭に特殊ポケモン全般を受けることができるポケモンとして採用しました。
パーティーの原案としてはバンギラスが採用されていましたが、『愛』でブラッキーを採用。
5世代のフレンド対戦でブイズ統一パを使ったり、パッチラゴン環境時にリーフィアをパーティーに採用したりした過去がある等ブイズはかなり好きなポケモンたちです。
バンギラスとの差別化点としては
①回復技がある。
②弱点が少なく、不意の弱点技で大きく削られることがないため、受けが成立しやすい。
等が挙げられると思います。
ただし、バンギラスには私の分かる範囲でも
①物理でも特殊でもダイジェットに受け出しが可能。
②すなあらし状態でブラッキー越えの特殊耐久力を実現。
③でんじはやステルスロック等補助技が優秀。
④パワーがあるため、崩しも行える。
等のブラッキーに勝る点がたくさんあるため、バンギラスの方が良い点は多々あります。
しかし、この構築でブラッキーを採用するのはバンギラスの完全劣化になるのかと聞かれたら必ずしもそうではないと思っており、弱点の少なさを活かして「タラプのみ」を発動させることにより特殊ポケモンであればディアルガレベルの超火力でも受け切ることができます。あくまで「特殊ポケモンを受け切る」という役割に特化させるのであればブラッキーの採用もありだとは思います。
また、特性の「シンクロ」がとても偉く、ブラッキーを毒で崩そうとする相手ポケモンに毒を伝染させたり、ミミッキュやルギア、ルナアーラ等のでんじはを伝染させたりと特性のおかげで器用な立ち回りをすることができました。
技はブラッキー自身を受けポケモンとして運用したいため、「ねがいごと」ではなく「つきのひかり」。特殊ポケモンの火力を下げられる身代わり貫通のバークアウト。ザシアンやランドロス 等のアタッカーに刺さるイカサマ。
バークアウトを連打していると攻撃技がバークアウトしかないものとして後出しからランドロスやゼクロム等が積み技の起点にしようとしてきたところにイカサマを突き刺す動きが快感でした。
「つぶらなひとみ」の枠は7月までは「あくび」を採用し、特殊ポケモンを受けた後に切り返す技として使っていましたが、体力が大きく削れて何もできなくなった時にただただ相手の物理ダイジェットエースの起点にされるのを嫌い、せめてもの抵抗技として先制で相手の攻撃力を下げることができる「つぶらなひとみ」に変更しました。これにより、相手のランドロス の攻撃力を下げることにより、ザシアンがダイアースを耐え、逆転勝利をする等「あくび」では勝てなかった試合を拾うことができたりしました。
【主な選出】
1試合1試合選出は考えて変えましたが、オーソドックスな所謂テンプレートのパーティーには基本的には以下の選出で比較的安定して立ち回ることができました。
①vsザシオーガ
又は
②vsバドザシ
③vsバドホウオウ
【重いポケモン】
①熱風持ちHB特殊日食ネクロズマ
この構築では倒す術がありませんでしたが、個体数的に切りました。1ヶ月に1試合〜2試合マッチングするかしないかでしたが、S33の最終戦(3桁チャレンジ)でマッチングし見事に咎められました。
切りました。と言うより立ち回りを決めて割り切っていました。
選出がブレたら勝てる試合も勝てないので、相手のパーティーにゴチルゼルが採用されていてもザシアンに対して一度ヌオーを受け出し、1ターン様子を見た後次のターンに退く動きを徹底。それでゴチルゼルが来なければ選出されていないものとして割り切りました。
※普通にゴチルゼルがいたこともあります。
※様子見の1ターンに即ゴチルゼルを投げられると即負けです。
ザシアン超の素早さから全員を等倍以上(なんならほぼ全員を抜群)で殴られます。
ユクシーで蜻蛉返りを受け、ステルスロックを撒いてレックウザで切り返すか、初手にレックウザを投げてフェローチェと対面したらヌオーに退いてトリプルアクセルを受けて、体力を多く維持した状態で襷を割り、立ち回りでなんとかできるよう頑張っていました。
【最後に】
かなり練度が必要な構築でしたが、実力があるプレイヤーの方の構築をベースにしているので、かなり強い構築に仕上がったと思います。
それだけに私の力量不足が原因で4か月間1度も結果を残すことができなかったのは本当に悔やまれ、ポケモンたちにも申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
しかし、4か月間一緒に戦い続けただけあって、シンオウ地方に遠征する等して全員にお気に入りのリボンを付けたり、ポケモンたちのグッズを購入したりと3年間のガラル地方での生活で一番お気に入りのパーティーとなりました!
9月から環境が変わったことによって、この6体と一緒に戦うことがなくなり、現在は喪失感が大きいです😇w
今後もこれ以上に愛することができるパーティーと出会えたら良いなと思ってます😎
この先、幻環境でもパルデア地方でもユクシーよろしく★♪