★はじめに★
S23お疲れ様でした!!
当初、今回の環境は剣盾の醍醐味であるダイマックスがなければ、今までの作品で実装されていたメガシンカもなく、味気ない環境になってしまうのではないかと思い、一時はガラルから離れ、エオス島でサンダーやカジリガメを倒し続ける日々を送っていました。
しかし、8月の終わり頃、急にランクバトルがやりたくなり、再開したところ、サイクル戦の楽しさにのめり込み、気づけば10月も終わっていました。
そして、今期も8月、9月と一緒に戦ってきたユクシー&ザシアンを軸に構築を組みました!
★最終結果★
最終1336位(レート1824)
★最終日に使用した構築★
★個別型紹介★
① ユクシー
持ち物:ラムのみ
特性: ふゆう 性格: ひかえめ
努力値: H244 C252 余りS
実数値:181-×-150-139-150-117
技:サイコショック/エナジーボール/10万ボルト/わるだくみ
決してパーティーから外れることがない永遠の相棒は今回も主にムゲンダイナ入りの受けループの対策、ザシアンで苦手なホウオウ軸を対策する型で育成しました。
【対ムゲンダイナ軸受けループへの立ち回り】
①初手でムゲンダイナが出てくるため、こちらの初手はザシアン。
②ヌオーに退いてくるため、交換読みでユクシーに交代。
③草技を警戒してラッキーに退いてくるため、わるだくみを積む。
④わるだくみ2回でラッキーがサイコショックを受けられなくなり、ラッキーを倒す。
⑤ヌオーが出てくるのでエナジーボールで倒す。
⑥ムゲンダイナが出てきて降参をもらう。
④でラッキーの「ちいさくなる」の影響でサイコショックを外しまくらない限り、この流れで安定して勝てました!
初手にユクシーを出すとムゲンダイナの身代わりと守る、自己再生でユクシーのPPが枯らされてしまうので必ずザシアンから入って退かせます。
草の打点はヌオーやトリトドンを一撃で倒せるよう、くさむすびではなく、エナジーボールを採用しました。
相手の構築にバンギラスが入っている場合は③でラッキーの代わりにバンギラスが出てくるため、わるだくみより優先してエナジーボールを撃ち、ザシアンやレヒレに退くなどサイクルを回しながらバンギラスにユクシーのエナジーボールを撃ち続け、最終的にわるだくみエナジーボール圏内に入れることで全抜きを狙います。
受けループに安定して勝てるだけでこの環境でユクシーを採用する価値はありました!
ただし、最終日に上位帯の受けループとマッチングした際は、今までたべのこし型が多かったカプ・プルルが鉢巻ウッドハンマーを撃ってきてユクシーが一撃で倒されるなど、上手くこの流れでは戦うことができませんでした。
上位の受けループは決まった流れで倒されないような構築を組んでいるため、上位を目指すためには新たな構成・立ち回りが必要だと痛感しました。
持ち物:こだわりメガネ
特性: ミストメイカー 性格: おくびょう
努力値: C252 S252 余りD
実数値:145-×-135-147-151-150
先月の最終日、ザシアンがサンダーの静電気やウルガモスのほのおのからだで一発で状態異常を引き、負けてしまう試合が多かったため、今回はミストフィールドを展開しながら戦うことを決めていました。
ザシアンやサンダーに退かれた際に相手に大きな負荷をかけ、サイクルを封じることができるようこだわりメガネ型。
環境に眼鏡レヒレが多かったため、同速対決ができるよう最速で育成。
ナットレイやドヒドイデ等にトリックで眼鏡を押し付けた後、補助技でわちゃわちゃされると嫌なので挑発を採用しましたが、積み構築やバトン構築を重く見るのであれば、くろいきりの採用もありだと思います。
持ち物:ゴツゴツメット
特性: いかく 性格: ずぶとい
努力値: H252 B252 余りS
実数値:197-×-145-120-100-116
ザシアン対策、ザシアンをコピーされた際のメタモン対策で最終日前日までパーティーに入っていました。
何より「ほえる」が偉く、身代わりや積みも許さないのがウインディの強い点だと思います。
パーティー単位で苦手なウルガモスに対してほんのり強いのも良かったです。
持ち物はステロや毒菱が痛いので「厚底ブーツ」にしたこともあれば、ヌケニンに殺意を感じていた時は「ジャポのみ」にしたこともありましたが、最終的に「ゴツゴツメット」に落ち着きました。
④ザシアン
持ち物:くちたけん
特性: ふとうのけん 性格: ようき
努力値: H60 S252 余りA
実数値:175-193-135-×-135-220
技:きょじゅうざん/こおりのきば/つるぎのまい/せいなるつるぎ→インファイト
【調整意図】
S…最速
A…H振りランドロスとの対面、威嚇後こおりのきばで一撃で倒す
残り耐久
最強の切り札!
最終日近辺に色違いザシアンが配布されたこともあり、ザシアンの数が多かったため、同速対決に負けないよう、今回は最速。
ランドロスでザシアンを受けてくる相手が多かったため、ASザシアンで分からせました。
完全にASに振り切ってしまうと相手のザシアンのきょじゅうざん+でんこうせっかで落ちてしまうため、最低限の耐久と必要な火力を維持できる調整を目指しました。
ナットレイが重いため、格闘打点が必須でしたが、インファイトを採用してしまうと、メタモンにコピーされた際、ウインディごと全員貫かれてしまうため、ウインディに弱くなるよう「せいなるつるぎ」を採用しました。
ただ、せいなるつるぎだと打力が足りない、受けにくる日食ネクロズマやザシアン受けのポケモンにサイクル上、全く負荷をかけられないため、最終日にインファイトに変更しました。
その関係でこれまで頑張ってくれたウインディは最終日にパーティーから外し、下記のポケモンに変更しました。
持ち物:ゴツゴツメット
特性: バトルスイッチ 性格: のんき
努力値: H252 B252 余りS
実数値:167-63-211-70-160-81
技:シャドーボール/アイアンヘッド/かげうち/キングシールド
こちらのザシアンが相手のメタモンにコピーされた場合、メタモンを無力化できる物理受け。
対ザシアン、対メタモンへの安定度はウインディの時より格段に上がりましたが、ウルガモスに余計弱くなる、対受けループでラッキーにちいさくなるを積み切られた場合、ほえるで切り返せないなど弊害もありましたので、ウインディが良かったのかギルガルドで良かったのかどちらが正解だったのかは正直未だに分かりません笑
⑥ファイヤー(ガラルのすがた)
持ち物:オボンのみ
特性: ぎゃくじょう 性格: ひかえめ
努力値: H180 S196 余りC
実数値:188-×-110-150-145-135
技:もえあがるいかり/エアスラッシュ/わるだくみ/こうそくいどう
【調整意図】
H…眼鏡黒バドレックスのアストラルビットを確定2耐え
S…準速マンムーより素速く調整。
最速70族(ポットデスなど)抜き。高速移動後、最速スカーフ110族抜き。
ザシアンが苦手なギルガルドや日食ネクロズマ、黒馬バドレックスに対して強いファイヤーを今回も採用しました。
悪巧みと高速移動さえ積めれば、ムゲンダイナ入りやイベルタル入りなど幅広いパーティーに対して全抜きを狙えました。
安全に積み技を積めるよう耐久に厚くしました。
対バドレックス対面できのみを食べられないため、本当はたべのこしを持たせたかったのですが、後述のトリトドンとの取り合いになり、オボンのみを持たせました。
持ち物:たべのこし
特性: よびみず 性格: ずぶとい
努力値: H252 B252 余りS
実数値:218-×-132-112-102-60
技:ねっとう/だいちのちから/あくび/じこさいせい
ウオノラゴンのエラガミ、カイオーガのしおふき、各種電気技の一貫を切ることができる最強の補完枠。
意地でもザシアンでサンダーに触りたくなかったため、最終日前日まではサンダーとの撃ち合いに強くなるようにHDベースのトリトドンをパーティーに入れていましたが、ザシアンのじゃれつくを耐えたり、日食ネクロズマと撃ち合えたり、何よりガブリアスの地震を一度耐える耐久があるポケモンが欲しかったため、最終日にHBベースに変更しました!
身代わり瞑想たべのこしカイオーガは無理です。潔く諦めましょう!笑
★苦手なポケモン★
襷を盾に対面でザシアンに勝てる。ダイジェットがない中、スケイルショットで攻撃をしながら素早さを上げることができる。剣舞で全抜きを狙える。サブウェポンの選択肢が多い。ステルスロックで襷を潰すことができる。耐久があり、サイクルにも参加できる。
そんな強い強いガブリアスに対抗できるポケモンがチームに少な過ぎました。
ガブリアスを倒すためには、一体犠牲にして襷を潰し、ザシアンで倒すしかないため、ガブリアス入りには出し負けた時点で試合に負けていました。
最終日前日にウインディをギルガルドに変更したことにより、カプ・レヒレを上手く合わせて倒すかファイヤーで積んで押し切るしかありませんでした。なので、ザシアンとウルガモスが共存するパーティーには勝てませんでした。
③ヌケニン
切りました。選出されないことを祈ってました。
万が一選出された場合はザシアンをヌケニンに合わせ、あたかも有効打を持っているかのように立ち回り、ヌケニン対面きょじょうざんを叩き込み、交代で出てきたポケモンを切り倒し、ヌケニンが身動き取れなくなってから処理しました。
稀に勝てました笑
イベルタル&ヌケニンの構築はファイヤーで上手く積むことさえできれば、先程のような「めちゃくちゃ」をしなくても割と安定して勝てました。
★最後に★
はっきり言って今回のダイマなし環境では全く結果を残すことはできませんでした。
ただし、今回の環境で戦い続けたことには意味はあったと思います。
ガラルに来てから今までずっと初手ダイマックス構築やダイマックスを使ったギミック構築を使用していたため、サイクル戦に挑戦したことがありませんでした。
そのため、上振れである程度の成績を残すことができたシーズンはあったものの、一向にポケモン対戦が上達することはなく、9世代でダイマックスがなくなったとしたら恐らく全く戦えなくなっていたと思います。
今回、サイクル戦を勉強したことは、これからの戦いにプラスになったと前向きに考え、また一歩ずつ頑張っていきたいと思います!
ついに今月、待望のダイヤモンド・パールが発売されますが、シンオウ地方、そして来年行くことができるヒスイ地方での冒険を満喫したらまた戦いの場に戻ってきますので、対戦よろしくお願いします。
↑天敵のヌオーをこおりのきばで凍らせて葬ったザシアン。最後まで絶対に諦めてはダメなことを教えてくれました。