【剣盾シングルS22】受けループ破壊型ユクシーと特攻隊長ザシアン【最終1133位・レート1869】
★はじめに★
「禁止伝説あり、ダイマックスなし」の新ルールとなり、環境がガラッと変わり、久しぶりにランクバトルにのめり込んだシーズンでした!
当時、ガチ対戦はやっていなかったものの、まるで「メガシンカあり、Z技なし」な6世代環境で対戦をしているようで懐かしくもあり、新鮮な気持ちで対戦を楽しめました。
相棒のユクシーは当然パーティーに入れるとして、もう1体絶対に一緒に戦いたいポケモンがいました。
ザシアンです🐶⚔
高速高火力の速攻戦術を極めたようなポケモンで、以前愛用していたメガルカリオともイメージが合い、絶対に育成したいポケモンでした!
★最終結果★
最終1133位(レート1869)
★使用構築★
★構築経緯★
実はこのパーティーは最終日前日の9月29日に突貫工事で組み立てたチームでシーズンの大部分は以下のパーティーで潜っていました。
カバザシノラゴン、サザンガルドザシアンという2つの軸が非常に使いやすく、シーズン中盤までずっと2万位〜3万位を彷徨いていたのを2000位くらいまで一気に引き上げてくれました。
ただ、このチームには「メタモン」という決定的な弱点がありました。
ザシアンを必ず選出するため、メタモンにザシアンをコピーされてしまうとそのままスカーフきょじゅうざんで全抜きされてしまいます。
中盤はメタモンをたまにしか見なかったため、メタモン入りのパーティーは切っていたのですが、終盤にメタモンが激増。
9月29日には5戦連続メタモン入りとマッチングし、最終日前日に5桁順位まで溶かしてしまいました。
絶望していた時にTwitterを開いたところ、Twitterのトレンドに「マンムー」の単語が。
TLを見ても「マンムーが強い!」の投稿だらけで
「襷マンムーならザシアンをコピーされても止められる。ザシアンを受けに来るサンダーやランドロス 、ドヒドイデにも強い!そうか!マンムーか…!」という発想に至り、マンムーを軸にパーティーを再構築しました。
マンムーだけだと襷なしでは止められないため、きょじゅうざんを半減に抑え、必ず上から電磁波を撒け、スカーフメタモンの足を止められる化身ボルトロスを採用。
ユクシー、ザシアン、マンムー、ボルトだと黒バドレックスで崩壊するため、黒バドレックスを起点にして積むこともできるガラルファイヤーを採用。
最後に誰もカイオーガのしおふきを止められないのでチョッキウオノラゴンをチームに入れ、ボックスの寄せ集めの突貫工事パーティーが完成し、最終日に挑むことができました。
(実はマンムーのトレンド入りはガラル地方ではなく、エオス島での活躍によるものだったのは気づきましたが、考えないことにしました😇)
★個別型紹介★
① ユクシー
NN: アルカディア 持ち物:ラムのみ
特性: 浮遊 性格: 控えめ
努力値: H244 C252 余りS
実数値:181-×-150-139-150-117
技:サイコショック/エナジーボール/10万ボルト/わるだくみ
8世代に入ってから愛用し続けている受けループ破壊型悪巧みユクシー!
主な役割対象はムゲンダイナ入りの受けループです(大体ムゲンダイナから入ってきて裏にヌオーとラッキーが選出される)。
冠環境ではカバルドンの欠伸を起点にするために草結びを採用していましたが、今の環境ではヌオーやトリトドンが多いため、軽いポケモンへもダメージが見込めるエナジーボールを採用しました。
持ち物は場持ちを良くするために食べ残しも考えましたが、状態異常で定数ダメージが入ってしまうと役割が遂行できなくなるため、お気に入りのラムのみを採用。
積み技については、アグノムクラスのパワーがあるのであれば瞑想もありですが、ユクシーの火力では悪巧みを積まないととても間に合わないため、悪巧み一択。
ムゲンダイナ入り受けループは大体ムゲンダイナから入ってくるため、ザシアンを先頭に。ヌオーに退いてくるのでユクシーを合わせる。大体は怪しんでラッキーに退いてくるので悪巧みをする。悪巧みを2回すればラッキーでも受けられなくなるため、ちいさくなるを積みきられる前に2回巧んでサイコショックでラッキーを倒す。ラッキーを倒したらヌオーが出てくるのでエナジーボールで倒す。ムゲンダイナが出てくるが、降参貰える…という流れで安定して勝てました。
ユクシーから入ってムゲンダイナと対峙すると身代わりや守るでサイコショックのPPが枯らされてしまうため必ずザシアンから入ります。
基本的にムゲンダイナ入り受けループを倒すのがユクシーの仕事ですが、ザシアン受けのヌオーやドヒドイデに強かったり、ユクシーの電気技は意外と読まれないため、ザシアンで相手をしにくいミロカロスや、スイクン、ホウオウ、ファイヤーなどに強かったり、練度が上がるたびにユクシーの選出率が上がり、型を読まれにくいため、勝率も上がっていったように感じました!
② ザシアン
NN: メガチロリオ 持ち物:くちたけん
特性: ふとうのけん 性格: 意地っ張り
努力値: A236 S116 残りH
実数値:187-242-135-×-135-183
技:きょじゅうざん/じゃれつく/インファイト/ワイルドボルト
準速130族抜きのカラフル技構成ザシアン。
当初は剣舞持ちのHS最速ザシアンを使っていましたが、タイプ受けされるのが嫌だったので技構成を虹色にしました。ここまでSに振ることで大体のHAザシアンを抜けるので強かったです!
ただ素早さを上げ過ぎた弊害として相手のスカーフメタモンにザシアンをコピーされた後、後述のボルトロスで電磁波を入れ、麻痺させたとしても、何とマンムーで抜けてないという重大な事実に最終日の朝4時に気づきましたw
このパーティーで使うなら素早さはもう少し落としましょう。
③ マンムー
NN: むーたん 持ち物:きあいのタスキ
特性: どんかん 性格: 意地っ張り
努力値: AS252
実数値:185-200-100-×-81-132
技:つららおとし/じしん/岩石封じ/氷の礫
構築経緯に記載した理由で採用したザシアンとの相性ばっちりな襷枠。
構築上、ウルガモスが苦手なため、サブウェポンは岩技を採用。
今期のサブウェポンのトレンドはザシアンが苦手なヌオー、カイオーガが苦手なトリトドンに強いフリーズドライだったため、(4桁順位及び3桁順位後半のプレイヤーの中には)こちらのマンムーの岩技を切って襷が削れて体力ミリ残しのマンムーの目の前で蝶舞を積んでくるヤンキーなウルガモス使いが数多くいたため、こちら目線負け確な試合を逆転したりと岩技を採用したのは功を奏しました。
威力を取るならストーンエッジですが、素早さダウンをさせてから詰める動きもできたので岩技の選択肢は諸説。
④ 化身ボルトロス
特性: いたずらごころ 性格: 図太い
努力値: B252 S12 余りH
実数値:185-×-134-145-100-133
準速マンムー抜き。マンムーが削れた時のための相手のザシアン、メタモンの切り返し要因。パーティーに入れたことにより、ヌオーの選出抑制にも多少繋がった気がします。
⑤ ガラルファイヤー
NN: ヒノカミ 持ち物:くろいめがね
特性: 逆上 性格: 控えめ
努力値: C252 H76 余りS
実数値:175-×-110-167-145-133
技:もえあがるいかり/エアスラッシュ/わるだくみ/こうそくいどう
H 16n−1 (天候ダメージ、状態異常ダメージ最小調整)
S 準速マンムー抜き
黒バドのアストラルビット確定4発、ドレインキッス確定4発、メガネアストラルビット確定3発。
黒バドを切り返すだけでなく、起点にして積むことができるアタッカー。
Cに特化することにより、悪巧みと逆上発動の特攻3段階アップで黒バド入りに良くいる相性不利なカプ・コケコすら怒りで50%の乱数で吹き飛ばします。悪巧みを2回することであのラッキーさんでも受けが成立しません。
ムゲンダイナを起点に積める耐久があるため、ムゲンダイナ入りにも多く選出しました!(一定数メテオビーム持ちがいるので注意)
ザシアンで相手をしにくい日食ネクロズマ、削った日食ネクロズマを復活させようとしてくるクレセリアなどに強いため、裏エースとして活躍してくれました!
速い耐久振りサンダーを抜けてないため、素早さのラインはもっと上げた方が強いと思いました。
⑥ ウオノラゴン
NN: チロノラゴン 持ち物:突撃チョッキ
特性: がんじょうあご 性格: 意地っ張り
努力値: H44 A244 B4 D212 S4
実数値:171-155-121-×-127-96
技:エラガミ/ドラゴンダイブ/岩石封じ/噛み砕く
時間がなかったので自分で計算を一切せずに強い方の配分をそのまま真似させていただきました笑
カイオーガ受けです。アストラルビットも2回耐えるので対面黒バドも倒せます。
カイオーガ+メタモンの並びに強く、カイオーガ対面で岩石封じを当てるとエラガミ読みでメタモンに退いてくるので交換読みでドラゴンダイブをぶち当てます。ドラゴンダイブの命中75%を信用できないというよりはこの立ち回りをすることで苦手なカイオーガ入りに75%で勝てると思って撃つと気が楽でした笑
★選出★
①ザシアン入り
ザシアンで暴れてザシアンが迎え撃ってきたら、ボルトロスに退いて切り返し、ザシアンとマンムーで詰めました!
電磁波は読まれるので実際のところはボルトザシアン対面は大体ボルチェンしてました。
上手い人はボルト退きを読んでザシアンザシアン対面じゃれつくを撃ってきます。3桁前半、2桁順位の対戦相手にはきゅじゅうざんを撃たれるか、じゃれつくを撃たれるかの択を全試合読み負け、格の違いを見せつけられて凹みました。
②ムゲンダイナ入り
ザシアンから入ってザシアン受けを誘い、ユクシーかファイヤーで積んで無双します。
一番勝率が高かったのがムゲンダイナ入りだったと思います。
受けループではない場合、ザシアン受けで良くゴツメランドロスが選出されるケースがありましたが、ゴツメランドロスはユクシーに大きなダメージを与える技を持っていないので、ユクシーの積みの起点になってくれました。
ザシアンユクシーの真骨頂が発揮できる仮想敵だったと思います!
③黒バド入り
マンムー+ファイヤー+ザシアン
拘っているカプ・コケコから入ってくる構築によく当たりました。マンムーから入れば、蜻蛉返りからしか入って来ないので突っ込みます!
バドレックスが出てきたらファイヤーに退いて体勢を立て直します。裏にウーラオスがいれば、高速移動を積む。カプ・レヒレがいればザシアンに退いてきょじゅうざんの一貫をつくっていました!
④カイオーガ入り
1.メタモンがいる場合
ザシアン、ウオノラゴン、マンムー
相手のメタモンにこちらのウオノラゴンをコピーさせるよう立ち回り、交換読みでドラゴンダイブで倒すようにしていました!
外してしまっても岩石封じを当てれば同速になりますし、ドラゴンダイブは当たりにくいので気合いで避ければ行けます!笑
2.メタモンがいないスタンパ
全く勝てませんでした笑
勝ち方を教えてください…。
⑤ホウオウ入り
ザシアン+ユクシー+@1
ユクシーの型が読まれないのでホウオウ入りには無敵の勝率を誇ってました。
ユクシーの草技は読まれ気味でしたが、電気技は基本的に読まれないので強いです。
⑥ 日食ネクロズマ入り
ザシアン+ファイヤー+@1
初手に出されるネクロズマは拘り鉢巻型が多く、必ずと言って良いほど地震が飛んでくるのでファイヤーに退いて試合のペースを掴んでました。
サザンドラを使っていた時は拘っていたのでネクロズマを倒しにくく、負けてばかりでしたが、ファイヤーに変えてからは勝率が上がりました。
★苦手(これからの課題)なポケモン★
①エースバーン
スカーフエースバーンの火炎ボールが受けられませんでした。
フレアドライブの一貫がひどく、ボルトロスで麻痺を入れないとぐちゃぐちゃにされました。
③マンムー
マンムーが重過ぎました。技を半減以下で抑えられるポケモンがいません。
襷を盾に必ず一体は持っていかれてました。隙を見せるとスケイルショットでSを上げられて崩壊してました。ガブリアスがキツ過ぎてボルトロスのボルチェンを蜻蛉返りにしようか悩んだレベルでした。
⑤サンダーとウルガモス
ザシアンに受け出して麻痺や火傷を付与してくるポケモンたち。今期はザシアンでこれらのポケモンを2発殴って倒すような戦い方をしていたので2戦に1回は必ずザシアンが状態異常を引いてました。なので、ザシアンでこれらのポケモンたちを殴らない、もしくは最高でも1回しか殴らないような立ち回りと構築づくりが課題だと思いました。
★最後に★
目標は「ユクシーと一緒にレート2000達成」!
そのためには安定してレート1900に乗せられる力量がまずは必要です。
まだまだ力不足ですが、ポケモン対戦は大好きなのでこれからも相棒のユクシーと支え合いながら努力していきたいと思います!
もう丸一年、この型のユクシーを使っているので、そろそろ受けループ破壊型以外のランクバトルで活躍させることができるユクシーの型を開発したいです笑